【NEW】池谷和信(編著)『ビーズでたどるホモ・サピエンス史』

2020/06/25 18:51
広報委員(宮嶋)

 

 

12万年前の埋葬跡から出土した貝殻ビーズ、新石器時代のストーンビーズ、縄文時代の翡翠、エジプト文明のファイアンス、インダス文明のカーネリアン、大航海時代のガラスビーズ…、その素材や細工は地域や時代によって多種多様。そして現代世界にはあらゆる素材のビーズがあふれ、まさに百花繚乱。同時にビーズは、富や威信、集団の象徴など社会的役割を担ってきた。本書では、ビーズの誕生した12万年前から現在まで、地球全域をフィールドに、ビーズを手がかりとして人類の歴史をたどる。 

 

単行本: 336ページ 

出版社: 昭和堂 (2020/4/11) 

言語: 日本語 

ISBN-10: 4812219272 

ISBN-13: 978-4812219270 

発売日: 2020/4/11 

 

目次 

はじめに(池谷和信) 

序 章 人類とビーズ(池谷和信) 

(1) ビーズの誕生とその展開 

 第1章 人類最古のビーズ利用とホモ・サピエンス—世界各地の発見から(門脇誠二) 

 第2章 新石器時代のストーンビーズ—狩猟採集・初期農耕時代のアジア(河村好光) 

 第3章 縄文時代の装身具—多様な素材と翡翠ビーズ(山本直人) 

 第4章 先史琉球の貝ビーズ文化—豊かな素材と素朴な文化(木下尚子) 

(2) 古代国家と古代文明の形成・展開 

 第5章 古代日本とユーラシア—ガラスビーズからみる交易(田村朋美) 

 第6章 インダス文明のカーネリアン・ロード—古代西南アジアの交易ネットワーク(遠藤 仁) 

 第7章 弥生・古墳時代の多様なビーズ—社会の複雑化と装飾(谷澤亜里) 

 第8章 古代エジプトの社会をつなぐビーズ—王と家臣、神と人(山花京子) 

 第9章 中国文明の宗教芸術にみるビーズ—敦煌莫高窟の菩薩装身具(末森 薫) 

(3) 大航海時代と世界システム 

 第10章 アフリカに渡ったガラスビーズ—ビーズ文化を受容した社会、しなかった社会(戸田美佳子) 

 第11章 アイヌと北方先住民を結ぶガラスビーズ—交易の歴史と文化的役割(大塚和義) 

 第12章 オセアニアのガラスビーズがきた道—航海誌・考古学・民族資料からたどる(印東道子) 

 第13章 オセアニアの貝ビーズ文化—欧米化のなかの婚資と地域通貨(後藤 明) 

(4) 地域文化の持続と変容—ビーズからみた現代世界 

 第14章 東アフリカ牧畜社会の若者文化—ビーズにみる社会と文化の変容(中村香子) 

 第15章 台湾原住民族の文化の多様性—ビーズにみる過去と現在(野林厚志) 

 第16章 現代アイヌのタマサイ—文化のシンボルとしてのビーズ(齋藤玲子) 

 第17章 タイの若者文化と土製ビーズ—流行と衰退が映す社会の変容(中村真里絵) 

 第18章 日本で華開くビーズ文化—ガラスビーズ・ビーズバッグ・ビーズ織り(池谷和信) 

おわりに—人類の美の起源を探る(池谷和信)