守川知子編著 『移動と交流の近世アジア史』

2016/04/08 17:49
広報委員(宮嶋)

判型: A5 上製 

頁数: 308 

ISBN: 978-4-8329-6817-2  

Cコード: C3022 

発行日:2016-03-25 

定価: 5,616円 (本体価格5,200円+税)  

 

 

 

●本書の特徴 

15世紀末から18世紀にかけてのユーラシア大陸とインド洋にまたがる広域アジアにおいて、人びとがダイナミックに動き、交流したさまを、一次資料に基づいて跡付ける。個人の生涯にわたる旅、集団の移動・移住、コミュニティの形成と発展を、主にアジアの人びとの視点から描き出す。 

 

●目次 

序 

 

第I部 移住 

第1章 インド洋海域世界のイラン人 守川知子 

─シャムにわたった人びとを中心に 

1.インド亜大陸のイラン人 

2.シャムにわたったイラン人 

3.イラン─インド─シャム 

4.ペルシア語とインド洋海域世界 

 

第2章 近世南アジアにおける人的移動の記録と記憶 真下裕之 

─デカンのムスリム王朝の出自説をめぐって 

1.15世紀末デカンを取り巻く歴史的状況 

2.アーディル・シャーヒー朝創設者ユースフの出自に関する記録 

3.15世紀後半インド洋西部海域における人的移動の断面 

 

第3章 マンギト朝政権の対シーア派聖戦とメルヴ住民の強制移住 木村暁 

1.マンギト朝政権下のスンナ派正統主義とシーア派禁制 

2.シャームラードのメルヴ征服と住民の強制移住 

3.移住者のその後 

 

第II部 旅 

第4章 オスマン海軍提督のアラビア海からの帰還 今松泰 

─北インド,中央アジア,イランを通って 

1.セイディー・アリー・レイスが辿った道 

2.旅の危険と苦難 

3.セイディー・アリーの旅のスタイル 

 

第5章 ミールザー・ハイダルの生涯と彼のバダフシャーンへの旅 間野英二 

1.ミールザー・ハイダルの生涯 

2.ミールザー・ハイダルのバダフシャーンへの旅 

 

第6章 明清交替期の地方士大夫と旅 三木聰 

─福建寧化県の李世熊を中心として 

1.李世熊と明清交替 

2.李世熊と科挙の旅 

3.李世熊と交遊の旅 

 

第III部 居住 

第7章 1730年前後作製のスーラト絵図を読み解く 長島弘 

1.スーラト絵図の書誌的先行研究 

2.絵図にみえる公的施設・公邸 

3.絵図にみえるバーザール・大商人の邸宅・ヨーロッパ諸国の商館 

4.絵図にみえる宗教施設 

5.絵図から読み取れたこと 

 

第8章 17~18世紀初頭のインドにおけるアルメニア商人と 

イギリス東インド会社 重松伸司 

—「1688年協約」をめぐって 

1.課題と史料 

2.「1688年協約」 

3.イギリス東インド会社の居留地とその通時的変動 

4.17世紀におけるアルメニア人の活動 

 

第9章 近世バタヴィアのモール人 島田竜登 

1.先行研究 

2.島嶼部東南アジアにおける西南アジアからの来航商人 

3.バタヴィアのモール人人口 

4.バタヴィア居住のモール人の職業と自治 

 

人名索引 

地名索引 

事項・書名索引