比較文明学会第32回大会概要【9月15日一部修正】

2014/09/15 21:24
広報委員(宮嶋)

大会テーマ=『文明交流と日本文明』 

趣旨=過去数万年のあいだに、現代人類は地球上のほとんど全域に展開し、各地でさまざまな文明を発展させた。いっぽう、それらの発展には、諸文明の交流も、互いに大きな刺激を与えてきた。そこで、本大会では、文明交流と日本文明をテーマとして考察を試みる。 

ユーラシア大陸の東端に位置し、海に囲まれた日本列島は、古くから、おおまかに一つの文明領域として発展してきた。旧石器時代から縄文時代、稲作の開始などをへて、次第に日本文明を形成してきたが、それには他地域の文明との交流による刺激も大きな役割を果たしたと考えられる。また、日本文明も、諸文明に影響しているであろう。これらについて、さまざまな視点をもとに、あらためて整理してみる。 

さらに、現在、交通・通信手段の発達によって距離の空無化がいわれ、見方によっては、地球全体が一つの村のような状況を呈してもいる。そこで、上記の議論を踏まえながら、これからの文明交流と日本文明についても考えてみたい。 

なお、今回のシンポジウムでは、文明交流における九州の役割を意識しながら議論する予定である。 

 

日程=2014年10月11日(土)~12日(日) 

会場= 西南コミュニティセンター(福岡市早良区西新6−2−92、西南学院大学内) 

   *福岡空港から地下鉄で約20分、JR博多駅から地下鉄で約13分、西新駅下車(出口は1と3)・徒歩5分です。 

大会事務局=香蘭女子短期大学図書館内(〒811-1311福岡市南区横手1−2−1)hattori@koran.ac.jp 

 

第1日=10月11日(土) 公開シンポジウム 

9:30受付開始 

10:00~12:00役員会(2階会議室) 

12:00~13:00昼食 

 

13:00~13:10実行委員長挨拶・会長挨拶(以下、一般公開、1階ホール) 

13:10~13:40特別講演 松本亮三(東海大学教授)「比較文明学とは何か」 

13:40~14:30基調講演 染谷臣道(静岡大学名誉教授)「文明交流における矛盾をどう生きるか」 

14:40~17:30シンポジウム「文明交流と日本文明」 

パネリスト:板橋義三(九州大学教授)「言語接触から見た日本列島と朝鮮半島、アジア大陸との関係」、 

 川本芳昭(九州大学教授)「歴史的観点から見た日本と大陸との関係について」、 

小林道憲(哲学者)「文明ネットワークの中の日本文明」、 

島田竜登(東京大学准教授)「長崎出島のアジア人『奴隷』とイスラーム」 

 コーディネーター:前田芳人(西南学院大学名誉教授) 

 

17:40~18:10総会 

 

18:30~20:30懇親会(会場=西南クロスプラザ2階、会費5000円) 

 

 

第2日 個人研究発表 

 

自由論題A(1階ホール) 

I.座長 横山玲子(東海大学) 

9:30~10:00  十時康(北九州市立大学非常勤講師)「世代論と比較文明論の接点を求めて」 

10:00~10:30  小林雅博(立教大学大学院)「永遠回帰という徴候—ベンヤミンの時間概念」 

   

II.座長 中牧弘允(吹田市立博物館) 

10:40~11:10 田村史子(筑紫女学園大学)「アジア青銅製ゴングの系譜」  

11:10~11:40 加藤泰(東海大学)「文化的権利を本気に受け取ること—グアムの『聖地』Pagatをめぐって」 

11:40~12:10 川野美砂子(東海大学)「メランコリアあるいは対抗的記憶の場としてのジャーラム—マーピラの歴史におけるイスラム聖廟の役割—」 

12:10~13:00 昼食 

III.座長 前田芳人(西南学院大学名誉教授) 

13:00~13:30 小平健太(立教大学大学院)「『比較』と解釈学—比較行為の根源的性格に関する解釈学的考察—」 

13:30~14:00 秋丸知貴「日本美術における西洋的写実表現の受容と変容—自然観の比較考察の観点から」 

14:00~14:30 赤坂信(千葉大学)「風土をめぐる言説の比較論考試論—和辻哲郎、三沢勝衛、オギュスタン・ベルクを事例に—」 

 

自由論題B(2階会議室) 

I.座長 阿部珠理(立教大学) 

9:30~10:00 神出瑞穂(科学技術・生存システム研究所)「日本文明の核になる日本人の心とかたち—その独自性と普遍性」 

10:00~10:30 筒井正二郎(福岡大学附属大濠高校)「日本における捕鯨とその文化について」 

II.座長 平井正則(福岡教育大学名誉教授) 

10:40~11:10 梅原宏司(立教大学兼任講師)「『クールジャパン』政策における日本像について—成長戦略・文化産業とナショナリズム」 

11:10~11:40 下條芳明(九州産業大学)「象徴天皇制の戦後的展開—その実際と理論—」 

11:40~12:10 三浦伸夫(神戸大学)「藁算の比較文明学的考察」 

12:10~13:00 昼食 

III.座長 板橋義三(九州大学) 

13:00~13:30 吉崎泰博(北九州市立大学名誉教授)「安部とベロー:日米文明の文学的展開」 

13:30~14:00 犬塚潤一郎(実践女子大学)「共時化する文明と人間」 

14:00~14:30 林正博(東京都市大学)「新文明の誕生に関する一考察」 

 

14:30 閉会